再読すべき一冊

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今読んでこそ

 13年前に刊行された書籍です。が、示唆に富んでおり、再読に値する名著であると再確認いたしました。ここに貫かれた精神を忘れてはいけない、という思いを新たにしているところです。

2 Replies to “再読すべき一冊”

  1. 私がオーディオにこれほど傾倒した理由は、
    音楽が好きな人間だったからです。

    編曲する資質はあっても、
    自分ではそれを現実に表現し、
    演奏する才能が無い。

    そのもどかしさが良い音を求める原動力だったと思います。

    そういう難しいことは才能のある人に任せ、
    私はその成果だけを可能な限り良い音で享受したい。
    そういう怠け者です。

    駆け出しの頃は、正しい本当に良い音と、
    単に心地良い音の区別がつきませんでした。
    正しい音というのは、個性的魅力が無いからです。
    「どうだ!良い音だろう!?」という自慢する要素も無い。

    歳をとって色々研鑽(笑)すると、
    未熟だった自分の比較の対象が、
    しょせん他人の「オーディオの音」だったと気が付きます。

    違うでしょう、
    本来比較すべきは現実に演奏されている「場」の音なのです。

    そう気が付いて初めて、
    良い音がどういうものなのか分かるのです。

    最も優れたオーディオ評論家の音でも、
    超スーパーハイエンド機器を抜群に鳴らしている人の音でもない。

    私が実際に体験した現実の演奏における良い音を、
    可能な限り正しく再生し続けることで、
    私が立ち会えなかった、レコードでしか耳にすることのできない名曲・名演を、
    その領域で再生し続けること。

    それが全てです。

    1. 斉藤 十二 様
       貴重なご意見ありがとうございました。まさにリファレンスはあの日、あの時聴いたコンサートでの体験すべてだと思います。そこには音像が、音の輪郭が、エッジが~ などといったオーディオ評価語は存在せず、ただひたすら音楽そのものがあるわけで、スピーカーの存在感を消し去ることを今後も愚直に求めて行きたいと改めて思った次第です。

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